みなさん、「お金」や「将来」について不安はありますか?
正直な所、僕はすご〜くあります!
- この先ずっと元気に働けるだろうか?
- ていうか、
そもそも定年まで汗水垂らして働いてなきゃ駄目なの? - 年金システムがアテにならない老後に、
充分な資産を蓄える事ができるだろうか? - 2人の子供に充分な教育を受けさせることができるか?
・・・・などなど
考え出すと、きりがありません。
『お金持ち』、それも『超』が付く程の人達って、 きっと不安なんて無いだろうな〜
と、 ぼんやりと考えながら近所のTSUTAYAで手に取ったこの本。
立ち読みしてみると、なんだか非現実的だけど、 ちょっと面白そうだと思い購入してしまいました。
著者について
著者は、岡村 聡(おかむら・さとし)さん
灘高校卒業
東京大学工学部
東京大学大学院卒業
(超エリートか)
現在はシンガポールを拠点に、不動産や保険、 資産運用などのコンサルティングなど、 富裕層向けのビジネスを展開している模様。
本書の他にも、
「20代で知っておきたいお金のこと」
「29歳貯金ゼロ! 年収300万! このままで大丈夫か!?」と思ったら読む本
などを執筆。
本書の概要
世界中から富裕層が集まるシンガポールで、 富裕層向けのビジネスを展開する著者が、 金融資産3000万ドル(約36億円) 以上の超富裕層の振る舞いや子供への教育など、 各ジャンル毎に実体験をもとに紹介してくれており、 とても興味深い内容になっています。
- お金持ちの考え方や習慣を知り、
自分の人生に少しでも役立てたい人 - お金持ちとビジネスしたい人
- 普段読んでいるビジネス書とは、少し趣向を変えたい人
などにはオススメできるかもしれません。
前述の通り、基本的に超お金持ちの話なので、 庶民には非現実的な内容が多いのですが、 超富裕層も意外な所で庶民的な所があったりするのも面白いところ です。
特に気になったポイント
本書の中で、僕が興味深いと思った箇所はいくつかありますが、 最もグッときたのは、超富裕層の教育について。
ダイバーシティ教育
お金持ちの集まるシンガポールの教育現場では、様々な国籍や人種、宗教の違いかあるのが当たり前、 お互いの個性を尊重し合う振る舞いが自然と身に付く・・・・ また、そんな状況だからこそ自国の事についてプレゼンをする機会が多く 、自国について意識することが増える。
子供の時からプレゼンスキルを磨くなんて、素晴らしすぎるぞ、 富裕層‼
また、宗教や国籍、人種における偏見などは、 大人になって考え方が凝り固まってからでは、 なかなか変えることが難しいので、 今後のグローバル社会を生き抜く為には、 必須なのかもしれませんね。
こういった教育を行うには、環境を移すことが必須なので、 我が家では、残念ながら真似できません・・・
しかし、なるべく早い段階で海外旅行に連れて行ってあげれば、 少しは世界を知ることができるかもしれません。
今後、機会があれば積極的に色々な所に連れてってあげたいです。
お小遣いについて
日本では、月いくらと決まった金額をお小遣いとして支給する家庭が多いが、 富裕層たちの多くは、子供が小さい時から、 労働に対する対価という形でお金をあげることを徹底している。 (例)掃除や手伝いをしたらいくらという形何か欲しいものがあれば、その金額に向けて何をどれだけ頑張らなければいけないかを意識さ せる。 また、読書や宿題など勉強に関することには支払わない。こうした活動は自分の好奇心がモチベーションとなるため、これに対価をあげてしまうとあるべき学習態度を保てなくなる。
なるほど〜。
我が家でも、 普段の生活の中でお金について学ばせたいと思っていたので、 これはかなり良い情報です。
このシステムの素晴らしい所は、 子供自身にお金について考えさせる事ができると言う点。
また、ついやってしまいがちな『 成績が良かったらお小遣いあげるね♪パターン』 が駄目だという事も、凄く納得できます。
と言う事で先日、我が家でもこのシステムを導入してみました。
娘は沢山欲しいものがあるらしく、 頑張ってお手伝いをしています(笑)
逆に息子は今、欲しい物が無いらしく、全然手伝いしない・・・・
(オイオイ)
個性が出て、なかなか面白いですね。
我が家では、チェックシートで管理して月末にお小遣い支給。
デメリットは、おとーさんのお小遣いが減ってしまう事・・・・
まとめ
この本を読んでみて、お金持ちの「行動」「考え方」「習慣」は、 とても合理的であるという事を強く感じました。
貧富の差がどんどん広がる現代社会ですが、僕も考え方を変え、 行動を変え、どうにか食らいついて行きたいと思います。
『一般庶民には到底真似出来ない話ばかり』などと思わずに、 富裕層の習慣を知り、 何かを感じるだけでも充分に読む価値はあるかと思います。
上記以外にも面白い内容もありましたので、 興味があれば是非チェックしてみて下さいネ。