以前に自作したランタンスタンドを、 1本足タイプに改良したので紹介しておきます。
※この記事、なぜか当ブログのアクセスNo.
今回の改良は、
溶接ができる環境であれば『簡単』に『安く』作れますので、 是非参考にしてみて下さい。
現行品の問題点
上の記事を読んで頂いた方にはわかると思いますが現行品は、『ウッドポールをステーで固定する』という方式を採用しています。
自作した当初は、
「ステー方式、なかなかエエやん!」
と思っていたんですが、何回か使った所、 問題点が色々と出てきました。
問題点 その1
平らな場所でないと設置できない
現行品は、ステーを直接ペグダウンする事で固定します。
ステーの裏面は平面なので
設置場所も同じように平らな場所でないと、 しっかりと固定できない事が発覚・・・
ボコボコとした場所や、 傾斜面ではスタンドが斜めになってしまって、 ヒドくカッコ悪いんです。
問題点 その2
ステーを固定するペグが、緩んできてしまう
『ポスターを画びょうで留める』かのように、 ペグでステーを固定しようとしても、 案外上手く固定出来ない事が発覚・・・
設置場所が、芝生や粘土質のようなコンディションなら、 結構安定するんですが・・・。
そもそも、ペグで直接固定するって事に無理があったかな・・・
チンアナゴペグが優秀
たしか、上の記事でも書きましたが、改めて思う事は「 チンアナゴペグ」(DOD製)がやっぱりスゲー優秀って事です。
(あ、でも私、使った事ないんですけどね・・・)
現行品の課題でもある
- ポールの固定が簡単
- 斜面にも設置できる
- サイトコンディションを選ばない
・・・などなど
ヘンテコなネーミング以外は死角がありません。
(しかも安いし)
と言う事で、真似して作ってみよう・・・!
(DODさん、ゴメンネゴメンネ〜)
材料調達
全く同じ物を作っても面白くないので、 今回はホームセンターで調達できる建材や配管資材を使用して作る 事にしました。
購入した物
Z六角ボルト(M12×450mm)
※どうやら建築用のボルトみたいだZ!
SGP用立バンド(50A)
※配管を固定するバンドみたいです
蝶ネジ(M6)×2
ウッドポールと丸カンボルトは、前回の物をそのまま使用します。
加工
六角ボルト
ボルトの頭部は、ハンマーで打ち込む時に丁度良さそうです。
が、
組み立て時にウッドポールに干渉するので、 ノコ盤で片面削り落とします。
先端のネジ部は、旋盤で切削しペグの様な形状にします。
打ち込む際の抵抗を少なくする為に、 なだらかなテーパー形状にしてみました。
SGP用立バンド
このバンド固定部は、ボルト2本で留める構造になっています。
なるべくコンパクトにしたいので、 ネジ1つ分は切断してしまいます。
残った方にM6ナットを溶接します。
これを2つ作ります。
溶接
上記の六角ボルトとバンドを、溶接していきますが、 組み立て時に、 ウッドポールがしっかりと垂直に立つように溶接します。
※実際にポールを抱かせながら溶接をすると真っ直ぐ固定できます
あとは塗装して完成です!
使用方法
ペグで下穴を開けておく
設置場所を決めたら、ランタンスタンドを垂直に立てるために、 まずは細くて短いペグで、地面に下穴を開けておきます。
ハイランダーのペグが下穴用に丁度いいです
この穴が、自作ペグの案内になるので、 しっかりと垂直にペグを打ち込んでおきます。
自作ペグを打ち込む
下穴に自作ペグを打込みます。
打込む深さは、約28センチ程です。
当初は、もっと深く打ち込む必要があると思っていましたが、 全くグラつかないし、これで充分でした。
ウッドポールを取り付ける
蝶ネジを緩めて、バンドにウッドポールを保持させます。
蝶ネジを長めの物にしたので、 バンドを完全に開放しなくてもよく、 ウッドポールが簡単に取り付きます。
ランタンをセット
丸カンボルトをウッドポールに取り付けて、 ランタンをセットすれば設置完了です。
安定感も去ることながら、見た目もなかなか良いです!
そして、やっぱりハリケーンランタンがよく似合いますね~。
終わりに・・・
今回は、
ホームセンターにある資材を使用して、 自作のランタンスタンドを1本足タイプに改良してみました。
これで、 斜面やボコボコしたサイトでも安定した設置ができるようになりま す。
溶接できる環境にあり、 これからランタンスタンドを自作する方にはオススメです。
(そんな人は、あんまりいないか)
おしまい。