【簡単】ストックフォトのタグ付け『3つのコツ』と『時短方法』

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ストックフォトのタグ付けのコツの知りたい

タグの付けの具体例を知りたい

タグの付け忘れを防止したい

タグ付け作業の時間を短縮したい

 

 

こんな悩みを解決します。

 

僕は、ストックフォト歴5年以上です。

ストックフォトに登録している枚数は1,800枚程(2021.7月時点)と少なめで、写真も全然上手では無いのですが、おそらく『タグ付け』だけはそれなりにできているため、現在までに2,000枚程(定額制含む)の販売実績があります。

 

ということで 

 

今回は、自分の写真を売り込むために大切なタグ付けの『コツ』と『時短方法』を解説していきたいと思います。

  

本題である『タグ付けのコツ』について解説の前に、タグの重要性や注意点を理解しておく必要がありますので、まずはそちらを簡単に説明します。

 

すぐにコツを確認したい方は、目次で飛んでください!

 

 

 

 

 

 

そもそも『タグ付け』とは何か?

 

 

『タグ付け』とは、サイト内で購入者に見つけてもらう為のキーワード(タグ)を『自分の写真』に紐付ける作業です。

 

ストックフォトは、サイトに写真を登録しただけでは売れません。

 

写真が売れる為には、まず購入者に自分の写真を見てもらう必要があります。

(見てもらえないと絶対に売れません)

 

購入者は、サイト内の検索エンジンを使って、欲しい写真を『キーワード』で検索します。

 

検索結果の中に、自分のニーズに合っている写真があれば購入するし、無ければ『キーワード』を追加したり、変更して『欲しい写真』にたどり着くのです。

 

 

【重要】購入者の行動を理解しよう

 

「キーワードで検索」

     ↓

「検索結果から候補を選ぶ」

     ↓

「ニーズに合う写真を買う」

 

【結論】

 

タグ付けは、写真が売れる為に超重要な作業です。 

 

 

タグ付けの注意点

 

ストックフォトにとって重要なタグですが、ただ闇雲にたくさん付ければ良いという訳ではありません。

 

一応簡単なルールがありますので、ざっくりと説明します。

 

タグ付けのルール

  • タグは、『半角英数字』『全角ひらがな・カタカナ・漢字』で入力する。
    ※全角英数字と半角カナはNG
  • タグは、単語で入力し文章で入力しない
  • 写真を見ただけでは分からない事(想像・妄想した事)を入力しない
  • 事実と異なる内容を入力しない
  • 商標権を侵害しない
  • 写真と関係の無いを入力しない

 

どれも当たり前の事ばかりですが、案外ルール違反をしてしまう人が多いようです。

 

特に、『事実と異なるタグ』や『商標権』に関する部分は、いい加減にやると後々大きな問題に発展する事もありますので、しっかりと頭に入れておきましょう!

 

 

タグ付けを上手に行う3つのコツ

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、タグ付けを上手に行うコツについて解説していきたいと思います。

 

大前提として、タグ付けは正しい情報を具体的に抽出し、購入者の視点(どんなワードで検索するか)になって入力してください。

 

1.タグを分類毎に考える

 

タグ付けが苦手な人によくある行動が『とにかく見えてる物や思いつく事をどんどんタグ付けしていく』というパターンです。

 

僕の場合は、この方法だと頭の中に『色々な言葉』が散らかってしまい集中できません。

 

頭の中を整理しながら集中して作業をするためには、分類毎にタグを考えることが重要です。

 

分類とタグの具体例

【写真のジャンル】

人物・風景・ブツ撮り・素材・テクスチャ・生物

 

【テーマ、コンセプト】

家族・親子・愛情・ビジネス・ダイエット・仕事・自然・料理・建物・災害・趣味・学習・受験・読書・食事・カップル・運動

 

【業界】

医療・介護・土木・製造業・自動車・航空・水産・運輸・金融・IT・ファッション・インテリア・不動産・スポーツ・健康・美容・音楽・教育・軍事・政治・農業

 

【被写体(写っているもの)】

パソコン・スマホ・お金・車・パスタ・時計・カブトムシ・ひまわり・子供・おじいちゃん・ビジネスマン・猫・サンドイッチ・本

 

【色】

白・ホワイト・青・ブルー・ピンク・黒・グレー

 

【状態・動作】

走る・歩く・食べる・飲む・挨拶・パンチ・ガッツポーズ・握手・お辞儀・ストレッチ ・グッドポーズ・ピースサイン・オッケーサイン

 

【目線・写り方】

カメラ目線・見上げる・正面・横顔・後ろ姿・上半身・顔無し・アップ・俯瞰・マクロ・接写・全身

 

【表情・感情・雰囲気】

笑顔・笑う・泣く・怒る・悩む・驚く・喜ぶ・落ち込む・考える・無気力・眠い・イライラ・険悪・リラックス・爽やか・癒し・かわいい

 

【季節・イベント・天気】

春・夏・秋・冬・ブライダル・クリスマス・正月・夏休み・バレンタインデー・ホワイトデー・ひな祭り・こどもの日・祭り・ハロウィン・節分・晴れ・晴天・曇り・雪・梅雨・7月

 

【背景】

白バック・ホワイトバック・木目・街並み・青空・草原・芝生・コピースペース

 

【性別】

男・男性・女・女性・男の子・男子・女の子・女子

 

【年代】

子供・子ども・こども・赤ちゃん・乳幼児・幼児・園児・幼稚園児・小学生・中学生・高校件・大学生・若者・社会人・成人・大人・おとな・老人・年配者・シルバー・10代・20代・30代・40代・50代・60代・団塊世代

 

【場所】

屋外・野外・屋内・室内・公園・プール・動物園・川・山・海・田舎・車内・社内・トイレ・リビング・バルコニー

 

【人数】

1人・2人・3人・大勢・沢山・大人数

 

【地域】

アジア・南米・ヨーロッパ・中東・北米・アフリカ

 

【国名】

日本・アメリカ・イタリア・スペイン・韓国・中国・インド・フランス・イギリス・ロシア

 

【都市名】

東京・京都・沖縄・ハワイ・パリ・ニューヨーク・北京・マドリッド・ロンドン・ローマ・ミラノ・モスクワ

 

【名所・特徴】

東京タワー・富士山・鳥取砂丘・清水寺・青の洞窟・凱旋門・エッフェル塔・ピラミッド・世界遺産・国立公園

 

などなど・・。

 

上記の様に分類ごと順番にタグを考えていきます。

 

このやり方だと、1つの分類の中で考えるため、頭の中がクリアになります。

また、しっかりと絞り出すことができて、タグの取りこぼしも少なくなります。

 

僕と同じように、タグ付け時に頭の中が散らかってしまう人は、是非試してみて下さい。

 

2.他のクリエイターのタグを参考にする

 

案外やってない人が多いのですが・・・

既に登録されている類似写真を検索し、タグを確認しましょう。

 

自分の思いつかなかったタグや取りこぼしていたタグなどを補充できます。

しかし中には不要なタグが、てんこ盛りのクリエイターもいますので、全てを参考にしなくても良いと思います。

 

僕の場合は、クリエイター(人)を変えて3作品程チェックしています。

 

やってない人は是非次回からやってみてください。

 

 

3.ググる

 

写真の被写体やテーマ・コンセプトでググってみると、思いもよらなかったキーワードを発見する事ができます。

 

特にWikipediaや専門サイトなどを覗くとよいです。

 

またブツ撮りの場合などは、楽天市場などで商品検索してみると、見落としていたタグを発見する事もできます。

 

もちろん、実際に購入者が使いそうな『キーワード』を探すことが重要です。

 

 

 

タグ付けが苦手な人は、上記3つをコツを是非試してみて下さい。

 

タグ付け作業の時短方法

 

タグ付けに慣れてくると、タグを1つ1つ打ち込むのが、かなり面倒になってきます。

 

ピクスタを使っている人は知っていると思いますが、以下の2つの機能はメチャクチャ便利ですね。

 

【一括入力機能】

一度に大量のアップロードをする際に、選択した写真にタグを一括入力できる機能です。

 

【登録済み情報からコピー】

過去に登録した写真から同じ情報(タグ・タイトルなど)をコピーできます。

一括入力機能と並行して使用できるため、条件が揃えば超ラクチンです。

 

 

いずれもピクスタのアップロード時に使える標準機能です。

※ピクスタは本当に使いやすいです

 

 

ユーザー辞書を活用する(今回紹介する時短方法はこちら)

 

新規で写真登録する際には、タグを1つ1つ入力しなければなりません。

 

この入力が面倒な人は、以下のパソコンの機能を使うことをオススメします。

 

  • ユーザー辞書(MacOS)
  • 単語の登録(WindowsOS)

 

それぞれの登録方法

 

 MacOS:『設定』→『一般』→『キーボード』→『ユーザー辞書』

WindowsOS:『タスクバー文字アイコン(あ/A)右クリック』→『単語の追加』

【登録するタグの例】

 

白バック・白背景・ホワイトバック

 

などの同じ意味を持つ言葉は、必ずセットで入力すると思います。

この入力を短縮できたら結構時短になると思いませんか。

 

ピクスタのタグ付け作業は、タグ入力時にエンター、スペース(全角)のいずれかで確定されるため、以下のようにユーザー登録しておいてください。

 

しろ(入力・よみ) → 白バック 白背景 ホワイトバック(変換・単語)

※全角スペースで区切る

 

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WindowsOSの単語の登録



 

この様に登録しておけば、「しろ」と入力しただけで、下の画像のように変換候補に「白バック 白背景 ホワイトバック」が出てきます。

 

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pixta タグ付けページ

 

あとはエンターで確定するだけで、3つ同時にタグを入力できました。

 

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pixta タグ付けページ

 

なかなか便利ですよね。

 

 

登録するタグを増やせば、もっと効率化できます。

 

例:ブツ撮りの白バック写真の場合

 

ぶつ(入力・読み) → ブツ撮り 物撮り 白バック 白背景 ホワイトバック 無人 人無し 人物無し

 

 

こんな感じで、自分がよく使うタグを沢山登録しておけます。

(WindowsOSの場合は、登録できる文字数は60文字までです)

 

 登録するパターンをたくさん作れば、タグ付けが劇的に早くなります。

 

是非使ってみてください。

 

タグ付けをマスターすれば写真はもっと売れる

 

今回は、タグ付けについて色々と解説させていただきました。

 

おそらく、タグ付けがイマイチな為に購入者さんに発見されず、購入機会を失っている写真はかなり沢山あると思います。

 

特にレッドオーシャンであるビッグワードジャンルでは、タグが少ないとトップクリエイターの写真に完全に埋もれてしまいます。

 

埋もれないためには、ビッグワード+ニッチワード(例:ビジネス・〇〇〇〇・〇〇〇〇)で検索結果に出ることが重要です。

 

タグ付けを正確に行い、複数キーワードを意識すれば、あなたの写真はもっと売れるはずです。

 

それでは、今回はこの辺で・・・・。

 

おしまい。

 

 

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ストックフォトの審査に通らない方はこちらの記事をチェックしてみてください。

 

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