中立な立場でマイホーム購入のメリットとデメリットをまとめてみた

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こんにちは、44です。

 

突然ですが、あなたは持ち家派ですか?

 

それとも賃貸派?

 

議論をさせたらバチバチにやり合う「持ち家派」と「賃貸派」にも、それぞれの価値観やバックグラウンドがあり、それぞれが正当な意見を持っています。

 

なので今後も

 

「持ち家派」VS「賃貸派」の論争に答えが出る事はないですよね、きっと。

 

ちなみに

 

僕はもともと「賃貸派」で、妻は「持ち家派」です。

 

以前は、我が家でも度々論争が繰り広げられていましたが、

 

散々好き勝手やってきた夫としては、「妻の夢を叶えてあげる」ということが「罪滅ぼしにもなる」と思い、僕が折れる形でマイホームを購入しました。

 

しかし、いざ家を購入してみると僕自身も色々なメリットも享受しているし、ほとんど後悔もないので、

 

今はどちらでもない「中立派」になりました。

(やや持ち家派に傾いています)

 

また、

  • SNS
  • インターネット
  • 不動産業者の知り合い
  • ハウスメーカーの知り合い
  • リアルな友人

 

などから多くの意見を見聞きする中で、「賃貸」にも「持ち家」にも多くのメリット・デメリットがあり、それらをわかりやすく整理したいと考えていました。

 

なので今回は

 

どちらの気持ちも解る中立な立場で、マイホーム購入のメリットとデメリットを余す事無くまとめていきます。

 

  • マイホーム購入を検討している
  • メリット・デメリットを知りたい

 

このような方は、是非最後まで読んでみてください。

 

なお勝手ながら

  • 一戸建ての注文住宅という前提
  • 4〜5人家族の3〜40代家庭
  • 世帯年収は400〜700万円程

という条件で話を進めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

マイホーム購入のメリット

 

 

 

では、さっそくですがマイホーム購入のメリットを解説していきます。

 

「賃貸派」という色眼鏡を外してみると、マイホーム購入のメリットは結構たくさんあります。

 

  • 充実感が爆上がる
  • 好みのデザインの家に住める
  • 好みの間取りにできる
  • 生活レベルが上がる
  • ローン完済後は支払いが無い
  • 老後の住まいを確保できる
  • 資産価値はゼロにはならない
  • 団体信用保証で安心
  • 自由度が増える
  • 騒音問題から解放される
  • ペットも自由に飼える

 

以下で簡単に説明していきます。

 

 

充実感が爆上がる

 

 

 

マイホームを購入すると、充実感が爆上がります。

 

もちろんローンを背負ったプレッシャーもあるのですが、

 

  • 新しい
  • 綺麗
  • 最新設備

 

の揃った家に住むことが出来れば誰だって充実感は上がります。

 

「賃貸派」の僕が中立になったのも頷けます。(俯瞰)

 

また、知り合いや友人などから「すごいね」「素敵だね」と言われることが多くなりますので、余計に充実感は上がります。

 

 

 

好みのデザインの家に住める

 

あなたは、

 

「誰かが選んだ服」と「自分で選んだ服」どちらを着たいですか?

 

もちろん自分が選んだ服ですよね。

 

たとえ超有名なスタイリストが選んだ服でも、自分の好みでなければ着たくないはずです。

 

僕は、住まいも同じだと思っています。

 

ただ、

 

賃貸物件では、「家賃・間取り・立地」などの条件を優先して物件を決める事が多く、デザイン重視で選ぶ事はほとんどありませんので、なかなか顕在化されていないだけなのです。

 

しかし、注文住宅であれば「隠れたニーズ」であるデザインにもこだわる事ができます。

(もちろん予算の範囲内ですが)

 

 

好みの間取りにできる

 

 

家族で住むような賃貸物件の間取りに不満を持った事はありませんか?

 

大体パターン化されていて、同じような間取りが多いと思います。

 

限られたスペースに効率良く、そして万人受けするように設計されているため仕方がないのことなのですが、「あなたの好みにピッタリ」という間取りにはなかなか出会えないと思います。

 

その点、

 

マイホームであれば、自分の好みをカタチにできる可能性が高くなります。

 

 

生活レベルが上がる

 

多くの場合、賃貸物件よりも注文住宅の方が「住宅の造り」や「設備」が良いものに置き換わります。

 

そうなると

 

  • 遮音性が高く騒音が気にならない
  • 断熱性が高く快適な室温
  • 足を伸ばせるお風呂
  • 冬場でも結露しない窓
  • 隙間風がなくてあたたかい
  • 家全体がスマートホーム化されて便利
  • 全館換気システムでいつも空気がきれい

 

などなど、挙げればキリがないほど生活のレベルがあがります。

 

稀に賃貸でもこのような物件もありますが、当然家賃も高くなってしまいます。

 

 

 

 

ローン完済後は支払いがない

 

ローンを完済すれば、毎月の支払いはなくなります。

 

もちろん

 

固定資産税や維持費はかかりますが、ローン完済時には資産価値も下がっているため固定資産税もそれほど高くはないでしょうし、

 

維持費のかかりにくい住宅を購入しておけば、こちらもある程度はおさえる事ができるでしょう。

 

老後のことを想像したときに、家賃が毎月の出費に占める割合は、かなり大きいものとであると想像できます。

 

老後に重くのしかかる「家賃」という名の「固定費」を削減できる事は大きなメリットと言えます。

 

 

老後の住まいを確保できる

 

 

歳をとってから賃貸物件を渡り歩くのは、かなり難易度が高いです。

 

大家さんの立場になって考えればわかりますが、高齢になればなるほど孤独死などのリスクがあるため、簡単には受け入れてもらえなくなります。

 

もしも、高齢の居住者が「孤独死」してしまい発見が遅れた場合は、部屋の修繕に莫大な金額がかかったり、

 

事故物件というレッテルを貼られてしまうため、高齢者の入居を快諾してくれる大家さんはほとんどいないでしょう。

 

もちろん、そういった高齢者専用の物件などはありますので、住む場所が全くなくなる訳ではありませんが、

 

「高齢になると物件を自由に選ぶ事はできない」

 

と考えておいたほうが良いです。

 

その一方で、マイホームを持ってさえいれば、ひとまず住まいで困る事はないでしょう。

 

 

資産価値はゼロにはならない

 

持ち家は「資産価値が下がる」と多くの人が言うのは本当の話で、住宅を購入すると購入した瞬間に価値は下がります。

 

それは、売り手が利益を得ている以上は仕方がない事です。

 

また、

 

建物の価値は、年々低くなり20〜25年でほぼ無くなると言われています。

 

『土地』に関しても「購入価格」には、不動産業者の利益分が上乗せされているので「実際の地価」とは差があるはずです。

 

しかし「土地の価値」は、よほどのことがない限り「ゼロ」になってしまう事はありませんので、資産としての価値は残ると考えて良いと思います。

 

とは言え、将来のためにも

 

できるだけ土地の価格が下がりにくい場所を選ぶ事が重要です。

 

ちなみに、

 

もしもあなたが、マイホーム購入後に事業で成功してひと財産築いた場合は、ローンを完済して持ち家を賃貸物件化することも可能です。

 

頑張り次第では「本物の資産」になる可能性も秘めています。

 

 

団体信用保証で安心

 

よく聞く話だと思いますが、

 

「団体信用保証」に加入していれば、住宅ローン契約者にもしものこと(死亡・高度障害)があった場合は

 

「ローン残高がゼロ」

 

になるため、家族に住む場所を残す事ができます。

 

正直なところ、自分が死んでしまう事など考えたくもありませんが、

 

その時に大切な家族を守る事ができるのであれば、マイホームの購入が残された家族にとって救いになる事は間違いありません。

 

 

 

自由度が増える

 

賃貸物件では、勝手にリフォームする事はできません。

(大家に許可を取る事ができれば可能です)

 

また、「一括管理」や「業者指定」されている場合は、電力会社やガス会社を変更する事ができないといった事がよくあります。

 

当然ですが、マイホームでは全て自由に決める事ができます。

 

 

 

 

騒音問題から解放される

 

 

賃貸アパートやマンションなど集合住宅でよくある問題が、隣接住戸との騒音トラブルです。

 

騒音を気にする感覚は、人によって全く異なるため、こちらが注意していてもクレームがきたり、逆に何度言っても騒音に悩まされることもあります。

 

一戸建て住宅の場合、騒音で近所に迷惑をかける事も、かけられる事もほぼ無くなります。

 

足音を気にせず暮らせるようになるのは、本当に気が楽になります。

 

 

 

ペットも自由に飼える

 

最近では、

 

賃貸住宅でもペットを飼う事ができる物件は増えてきましたが、まだまだ少ない印象です。

 

なので

 

「犬やネコを飼える」という条件で物件を探すと、かなり選択の幅が減ってしまいます。

 

また、ペットも上記で挙げた「騒音問題」になりやすく、周囲に気を遣いながらペットを飼っている人も多いと思います。

 

マイホームであれば、人間もペットをも悠々と生活する事ができます。

 

 

 

 

 

マイホーム購入のデメリット

 

 

それでは続いて、

 

マイホーム購入のデメリットも見ていきましょう!

こちらも、冷静に見てみると結構たくさんあります。

 

  • 住宅ローン(負債)を抱える
  • 残債リスクがある
  • 資産価値が下がる
  • 引越し・移住が難しくなる
  • 維持費がかかる
  • 天災のリスクがある
  • ご近所トラブルがあるかも
  • 住宅手当が支給されない

 

以下で簡単に解説していきます。

 

 

住宅ローン(負債)を抱える

 

 

マイホームは「人生で一番高い買い物」と言われていますので、ほとんどの人は住宅ローンで家を購入します。

 

「住宅ローン」と聞くと何故かそんなに重く聞こえませんが、「負債」であり「借金」です。

 

誰だって、「借金してます」とか「負債を抱えています」なんて言いたくないものです。

 

人によっては、住宅ローンのプレッシャーは相当きついものになるでしょう。

 

仮に、35年の住宅ローンで4,000万円借入て、固定金利1%だった場合、総額どのくらい払うのでしょうか。

 

なんと 支払い総額4,750万円 となり、750万円も金利で持っていかれてしまいます。

 

目まぐるしく変化する時代に突入し、「安定した雇用がいつまで続くかわからない」と考えると、住宅ローンを抱える事はデメリットであると言えるでしょう。

 

ちなみに

 

僕は住宅ローンのプレッシャーに負けないように

 

「賃貸でも持ち家であっても、住宅にお金が掛からなくなる事はない」

 

と自分に言い聞かせて生きています。

 

あと住宅ローン減税もあるし・・・と。

 

 

 

残債リスクがある

 

住宅ローンで家を購入して、万が一ローンが払えなくなってしまったら、マイホームを手放すことになります。

 

「家を購入した時の価値」

「家を手放す時の価値」

 

が同じである事はほとんどありません。

 

多くの場合は、手放す時の価値の方が低くなっているでしょう。

 

そうなると、マイホームは取られてしまったけどローンはガッツリ残っているなんてことも充分に考えられます。

 

残債リスクがある事はマイホーム購入の大きなデメリットです。

 

マイホームを購入したら、なんとしても稼がなくてはなりません!

(自分に言い聞かせている)

 

 

資産価値が下がる

 

 

メリットの所でも出てきましたが、マイホームは購入した瞬間に価値が下がります。

 

そして

 

建物に関しては、20〜25年ほどかけて徐々に資産価値がゼロに向かっていきます。

 

土地の価値は下がりにくいとは言え、仮に2,000万円もした建物の価値がゼロになっていくのは、精神衛生上よくはありません。

 

資産として家を購入すると、マイホームはデメリット以外のなにものでもありません。

 

 

このマイナス思考の解決方法としては、「マイホームを資産と思わない事」です。

 

どちらかというと「スマホ」や「車」と同じ感覚です。

 

価値が下がるのは当然と考えて、お金で「快適性」と「利便性」を購入したと思うようにするとよいです。

 

 

引越し・移住が難しくなる

 

マイホームを購入したら、気軽に引越しや移住はできません。

 

もしも転勤を命じられた場合

 

  • 単身赴任をする
  • 空き家にして引っ越す
  • 賃貸物件にする
  • 売却する

 

など大きな決断を迫られる可能性があります。

 

また、近隣住民とのトラブルやストーカー、いじめなどの問題が起きても住宅ローンがネックとなって引越しや移住を簡単には決断できないかもしれません。

 

賃貸の時のように住む場所を選ぶ自由は、とても低くなり引越しや移住をするときには大きな決断に迫られてしまう事は間違いなくデメリットと言えるでしょう。

 

 

維持費がかかる

 

 

マイホームを購入すると、税金・修繕費・保険などの維持費がかかります。

もっと具体的にいうと

 

税金

  • 固定資産税
  • 都市計画税

 

修繕費

  • エアコン買い替え
  • 水回り修繕
  • 外壁・屋根の塗り替え
  • シロアリ対策

 

保険

  • 火災保険
  • 地震保険

 

などです

 

賃貸であれば、大家さんが負担する物をほとんど自分で負担しなければならず、住宅ローン以外にも支払いが嵩みます。

 

 

天災のリスクがある

 

 

 

日本では、

 

  • 大地震
  • 津波
  • 豪雨による洪水
  • 竜巻

 

など多くの災害が発生するリスクがあります。

 

特にここ10年は、地震・津波・洪水という災害を目の当たりにした事で

 

決して他人事ではないという気持ちを持っている方も多いともいます。

 

せっかく購入したマイホームが、大きな災害に遭って住む事ができなくなってしまったら、目も当てられません。

 

賃貸であれば、損害は家具などだけで住むかもしれませんが、家も家具も全て失ったらと考えると恐ろしすぎますね・・。

 

対策としては、「土地選び」や「地震に強い家」をしっかりと考える事でしょうか。

 

ご近所トラブルがあるかも

 

せっかく建てたマイホームの隣近所にヤバイ人が住んでいたら、絶望的ですよね。

 

  • 騒音がうるさすぎる
  • ゴミ屋敷&悪臭
  • ペットの飼い主モラル
  • 嫌がらせ

 

など・・・・。

 

こればかりは、事前に出来る限り調べる事が重要です。

 

町内会や自治会

 

マイホームを購入すると、その地域の町内会や自治会などに加入を強制されることもあります。

 

どうしても嫌なら、加入は任意なので断ることもできると思いますが、

 

加入する事で、「地域に早く馴染むこと」や「近隣住民と情報交換できる」といったメリットもあるので上手に活用しましょう。

 

 

 

住宅手当が支給されない

 

厚生労働省によると、住宅手当の全国平均は約17,000円ほどです。

 

公務員やホワイト企業の「賃貸物件に住んでいる人」には支給されているのではないでしょうか。

 

そんな住宅手当ですが

 

マイホームを購入すると、支給されなくなってしまうケースが多いようです。

 

多い人では、月に5万円もの手当てが支給される人もいるようなので、そんな人にとってはマイホーム購入のデメリットと言えるでしょう。

 

ただ

 

稀に、持ち家でも「住宅手当」を支給してくれる超ホワイト企業もあるようなので、事前に確認をしておく事をお勧めします。

 

 

 

まとめ

 

今回は、マイホーム購入のメリット・デメリットについて紹介しました。

 

マイホーム購入には、数多くのメリットとデメリットが存在しているという事がおわかりいただけたのではないでしょうか。

 

ご自身の「価値観」や「考え方」とすり合わせて参考にしてもらえたら幸いです。

 

 

マイホーム購入は結局のところ「夢」を買っているのではないかと思います。

 

「理想の家」で「大切な家族と暮らす」

 

そんな「夢」がある人にとっては、多くのデメリットがあったとしても絶対にマイホームが欲しいんだと思います。

 

 

賃貸派の人には、そんな世界もある事を知ってもらい

 

すぐに「持ち家派はバカ!」なんて言わないようにしてあげてください。

 

おしまい。

 

 

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