今回自作したのは、 テント出入口付近を照らすオイルランタン用のスタンドです。
こんなの。
ちなみに、写真のランタンは『DIETZ 78』
ブラックが映えるので、自作したスタンドとの相性は、なかなか良いのではないでしょうか。
目的は・・・
オープンタープ(タトンカ)を使用するようになってから、 少し離れた位置にテントが独立しています。
日没後は、 ランタンを使用しているタープ下は明るいのですが、 どうしてもテントの入口付近が暗めになってしまいます。
テントの周辺が暗いと・・・
- 出入りする時に明かりが必要
- もしも、蛇などの危険生物がいても気付かないかも
- 子供や酔っぱらい(主に僕)が、
ガイロープに足を引っ掛けてしまうかも
それに、個人的にはサイトは明るい方が好き。
まあ、要するに目的はテントの入口付近を明るくする為です。
仕様について
市販されているランタンスタンドは、 三本足タイプが圧倒的に多く、サイト全体を照らす為に背の高い物が一般的です。
三本足タイプは、子供や酔っぱらい(主に僕) が足を引っ掛けてしまう危険性が高い為(またこのくだり)、 1本足タイプにしたい。
※イメージ的には、 スノーピーク製のパイルドライバーをウッド仕様にしたようなもの
またテント入口付近を優しく照らして欲しいので、 スタンドの高さは大人の腰位で充分。
あと、おしゃれ感&個性を出すために、 ウッドとアイアン仕様にします。
※幸いな事に、 職場が鉄工場なので加工機や溶接機は使いたい放題
なんかゴチャゴチャしてきたので、箇条書きにします。( 初めからそうしろや〜)
- 1本足をタイプ
- ウッド&アイアン仕様(オシャレに)
- 高さは90センチ位(低くする)
- 簡単には倒れない(ランタンが壊れるゾ)
材料調達
まずはホームセンターで材料を調達。
ウッド
造園やガーデニングなどで使用する直径60mmの丸太杭です。
丸座ナットM12(ウッド固定用)
本来は、何に使用する部品かよくわかりませんが、 丁度良さそうなので購入。
丸カンボルト
ランタンを吊るすための、フックにします。
皿ビス(M12)
ウッドを固定する『ブラケット』に使います。
鉄の板
会社の鉄くず置き場に捨ててあった10×60× 120の鋼材を頂戴しました。
各部品を加工
いよいよ各部品を加工していきます。
ウッド
尖端部を切り落とし、更に半分にカットします。
根本側に深めの穴をあけて、丸座ナットを取り付けます。
逆側に丸カンボルトを取り付ける穴をあけます。
※少しだけ斜めに穴を開けると、 ランタンの重みで丸カンボルトが安定します
丸カンボルト
ランタンを引っ掛ける為に、万力を使って少しだけこじ開けます。
固定用のブラケット
鋼材を軽く切削してキレイにしてから「ブラケットセンターに皿ビス溶接用の穴(ウラは大きく面取り)」と「 四隅にペグダウン用の穴」をあけます。
センター穴にビスをナットで固定して、裏面から溶接します。
※ビスを垂直に溶接する為
イイ感じに垂直です。
最後に、丸カンボルトとブラケットをブラック塗装します。
組み立て
ブラケットのボルトにウッドの丸座ナットを締めていきます。
設置したい場所にペグダウンします。
あとは、上の穴に丸カンボルトを通し、ナットで落下防止をしておきます。
スタンドも垂直に立っていますし、安定感も抜群です。
持ち運び
ブラケットもそれ程邪魔にならないし、ウッドも軽いので、 持ち運びも特に大きな問題は無さそうです。
試作
試作品として、当初は1本足仕様の物を製作しましたが、 改善出来ない不具合が多くあった為、断念しました。
1本足仕様にする場合は、 ドッペルギャンガーから発売されている「チンアナゴペグ」 の様な仕様にすればいい感じに製作出来るかも・・・
チンアナゴペグはかなり深くまで(60センチほど) ペグを打ち込むようです。
それだけ打ち込まないとやっぱり1本足での自立は無理なのかも・・・
まとめ
今回は割愛していますが、何度か試作をして、 失敗を繰り返して暫定的に完成としました。
当初予定していた1本足仕様とは異なりますが、 そこそこ満足できる物が出来たと思います。
完成後それ程時間が経っていませんので、もう少し使用してみて、 気になる所や改良があればまた追記していきたいと思います。
おしまい。
【追記】
上記のステータイプでは、設置する際に色々と不具合があったため、1本足タイプに改良しました。
やっぱり1本足タイプが使いやすいです。