キャンプ用のランタンスタンドを自作してみた

今回自作したのは、テント出入口付近を照らすオイルランタン用のスタンドです。 

オイルランタンとランタンスタンド"f:id:years44:20180522231701j:plain"

 こんなの。
 
ちなみに、写真のランタンは『DIETZ 78』
 
 
ブラックが映えるので、自作したスタンドとの相性は、なかなか良いのではないでしょうか。
 

目的は・・・

 
オープンタープ(タトンカ)を使用するようになってから、少し離れた位置にテントが独立しています。
日没後は、ランタンを使用しているタープ下は明るいのですが、どうしてもテントの入口付近が暗めになってしまいます。
 

テントの周辺が暗いと・・・

 
  • 出入りする時に明かりが必要
  • もしも、蛇などの危険生物がいても気付かないかも
  • 子供や酔っぱらい(主に僕)が、ガイロープに足を引っ掛けてしまうかも
  
それに、個人的にはサイトは明るい方が好き。
 まあ、要するに目的はテントの入口付近を明るくする為です。
  

仕様について

 
市販されているランタンスタンドは、三本足タイプが圧倒的に多く、サイト全体を照らす為に背の高い物が一般的です。
 
三本足タイプは、子供や酔っぱらい(主に僕)が足を引っ掛けてしまう危険性が高い為(またこのくだり)、1本足タイプにしたい。
※イメージ的には、スノーピーク製のパイルドライバーをウッド仕様にしたようなもの
 
またテント入口付近を優しく照らして欲しいので、スタンドの高さは大人の腰位で充分。
 あと、おしゃれ感&個性を出すために、ウッドとアイアン仕様にします。
※幸いな事に、職場が鉄工場なので加工機や溶接機は使いたい放題
 
なんかゴチャゴチャしてきたので、箇条書きにします。(初めからそうしろや〜)
  
  • 1本足をタイプ
  • ウッド&アイアン仕様(オシャレに)
  • 高さは90センチ位(低くする)
  • 簡単には倒れない(ランタンが壊れるゾ)
  

材料調達

 
まずはホームセンターで材料を調達。
  

ウッド

ホームセンターで売られている丸太杭"f:id:years44:20180527220614j:plain"

 造園やガーデニングなどで使用する直径60mmの丸太杭です。
 

丸座ナットM12(ウッド固定用)

販売されている丸座ナット"f:id:years44:20180527220634j:plain"

本来は、何に使用する部品かよくわかりませんが、丁度良さそうなので購入。
 

丸カンボルト

販売されている丸カンボルト"f:id:years44:20180527220653j:plain"

 ランタンを吊るすための、フックにします。
 

皿ビス(M12)

皿ビス"f:id:years44:20180527220713j:plain"

ウッドを固定する『ブラケット』に使います。
 

鉄の板 

小さな鋼材"f:id:years44:20180527222334j:plain"

 会社の鉄くず置き場に捨ててあった10×60×120の鋼材を頂戴しました。
 

各部品を加工

 
いよいよ各部品を加工していきます。
 

ウッド

 
尖端部を切り落とし、更に半分にカットします。

丸座ナットを取り付けた丸太杭"f:id:years44:20180527222426j:plain"

 根本側に深めの穴をあけて、丸座ナットを取り付けます。

丸太杭にあけた穴"f:id:years44:20180527222455j:plain"

 逆側に丸カンボルトを取り付ける穴をあけます。
 ※少しだけ斜めに穴を開けると、ランタンの重みで丸カンボルトが安定します
 

丸カンボルト

 
ランタンを引っ掛ける為に、万力を使って少しだけこじ開けます。
  

固定用のブラケット

 
鋼材を軽く切削してキレイにしてから「ブラケットセンターに皿ビス溶接用の穴(ウラは大きく面取り)」と「四隅にペグダウン用の穴」をあけます。

加工された小さな鋼材"f:id:years44:20180527222522j:plain"

 センター穴にビスをナットで固定して、裏面から溶接します。
※ビスを垂直に溶接する為
 

ビスを取り付けた小さな鋼材"f:id:years44:20180527222601j:plain"

イイ感じに垂直です。 
  
最後に、丸カンボルトとブラケットをブラック塗装します。

黒く塗装された鋼材"f:id:years44:20180527222624j:plain"

 

組み立て

 
ブラケットのボルトにウッドの丸座ナットを締めていきます。

ブラケットを取り付ける様子"f:id:years44:20180527222644j:plain"

 設置したい場所にペグダウンします。

ランタンスタンドをペグダウン"f:id:years44:20180527222656j:plain"

 あとは、上の穴に丸カンボルトを通し、ナットで落下防止をしておきます。
スタンドも垂直に立っていますし、安定感も抜群です。

オイルランタンとランタンスタンド"f:id:years44:20180522231701j:plain"

 

持ち運び

 

ばらしたランタンスタンド"f:id:years44:20180527222715j:plain"

 ブラケットもそれ程邪魔にならないし、ウッドも軽いので、持ち運びも特に大きな問題は無さそうです。
 

試作

 
試作品として、当初は1本足仕様の物を製作しましたが、改善出来ない不具合が多くあった為、断念しました。
 
1本足仕様にする場合は、ドッペルギャンガーから発売されている「チンアナゴペグ」の様な仕様にすればいい感じに製作出来るかも・・・
チンアナゴペグはかなり深くまで(60センチほど)ペグを打ち込むようです。
 
それだけ打ち込まないとやっぱり1本足での自立は無理なのかも・・・
 

まとめ

 
今回は割愛していますが、何度か試作をして、失敗を繰り返して暫定的に完成としました。
当初予定していた1本足仕様とは異なりますが、そこそこ満足できる物が出来たと思います。
 
完成後それ程時間が経っていませんので、もう少し使用してみて、気になる所や改良があればまた追記していきたいと思います。
 
おしまい。
 
 
【追記】
上記のステータイプでは、設置する際に色々と不具合があったため、1本足タイプに改良しました。
やっぱり1本足タイプが使いやすいです。